今の時代はインジェクションで混合気をエンジンに
送り込みますが、一昔前はキャブレターが主流。
特にオートバイは車と比較して少々遅めのデビューでしたね
ナウいヤング達よ!「キャブ」って知ってるかい?
CR、TMR、FCR、SOLEX、WEBER・・・
性能はもちろん、独特の吸気音に皆酔いしれたものです
今回はCRキャブのスロットルバルブDLCコーティングのご紹介!
材質は真鍮、これにHcrメッキが施されています
まずは全体へWPC処理
右がWPC処理をしたバルブですが、真鍮のくすみも取れ、
メッキ部には細かいディンプルがさりげなく付けられています
(ディンプルの塩梅は結構大事)
この写真の方が差が分かり易いかな
で、この上からDLCコーティングを成膜していく訳です
ちなみに成膜は来週・・・
今回この事例を紹介するのか?
DLCコーティングってアルミと相性が悪いのです!
キャブ本体はアルミ製なのでバルブにDLCがコーティングが
されていれば凝着防止効果となります
旧車あるある張り付きによる、アクセル全開!!(戻らない・・・)
の心配もご無用かと・・・
この相性が悪い特性を利用してピストンピンにDLCを施す事で、
ピン穴ーピンの焼付き防止に効果があります
最近では純正部品でもDLCが施されているものまでありますよね~
一般産業の世界ではアルミを抜くパンチや曲げ金型などにもDLCは多用されています
当社は車やバイクの部品以外も小Lot対応可能なので
バイクや車の知識の延長からお仕事に展開されてみては如何でしょうか?