二硫化モリブデンショット
二硫化モリブデンショットの効果
二硫化モリブデンショットのフリクション低減効果は、二硫化モリブデンやグラファイトによる「コーティング」を遙かにしのぐことが実機テストによって確認されています(図下左)。
また、エンジンを組み立ててからしばらくは、各摺動部のなじみがでておらず、フリクションも大きいものですが、二硫化モリブデンショットのピストンは初期状態から優れたフリクション低減効果を発揮し、安定するのも非常に早くなっています(図下右)。グラフでは、未処理、MD処理、MoS2ショットの3種をテストしていますが、未処理を100としますと、二硫化モリブデン(MoS2)ショットは運転初期から88と低く、慣らし運転50時間以降は85に安定します。
各種測定・データ
表面処理手法別摺動抵抗低減率特性
表面処理別機関慣らし運転効果特性
技術資料・関連データ
- 低摩擦特性を有する自動車エンジン用すべり軸受の摺動特性 (1.85MB)
- 内燃機関用ピストンに関わるトライボロジー技術の最近の話題 (3.46MB)
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