2st 3気筒・・・
さすがにクランクピンだけでは車種は分かりませんが
川崎重工のマッハSS又はKHであろうかと・・・
既に50年選手!
磨耗、キズ、オイル焼け痕などトラブルのもとが見えますね
この手のパーツへ行うWPC処理は非常にデリケート
まずウェブに圧入する部分はマスキングでスリップしない様に
で、中央のコンロッド部分は滑らかに
WPC処理で大まかにディンプルを作った後、3Dラッツピングで仕上げます
3Dラッピングはディンプル表面の凸部分を軽く研磨し、油溜まりを残したまま
初期アタリが出た状態を形成します
今回はピン部分に小キズもある為、その凸やバリまで取ってます
凹は取れません(凹が無い所まで研磨したら寸法マイナスで使い物になりません)
が有害なバリも除去され、非常に滑らかな表面に仕上がってます
さあ!最高の状態に仕上げましたヨ!
特にオイル環境が厳しい様な部品にはディンプル+ラッピングが効果抜群です