クランクピン 仕上げは3Dラッピングが宜しいかと・・・

2023年09月08日

2st 3気筒・・・

さすがにクランクピンだけでは車種は分かりませんが

川崎重工のマッハSS又はKHであろうかと・・・

既に50年選手!

磨耗、キズ、オイル焼け痕などトラブルのもとが見えますね

この手のパーツへ行うWPC処理は非常にデリケート

まずウェブに圧入する部分はマスキングでスリップしない様に

で、中央のコンロッド部分は滑らかに

WPC処理で大まかにディンプルを作った後、3Dラッツピングで仕上げます

3Dラッピングはディンプル表面の凸部分を軽く研磨し、油溜まりを残したまま

初期アタリが出た状態を形成します

今回はピン部分に小キズもある為、その凸やバリまで取ってます

凹は取れません(凹が無い所まで研磨したら寸法マイナスで使い物になりません)

が有害なバリも除去され、非常に滑らかな表面に仕上がってます

さあ!最高の状態に仕上げましたヨ!

特にオイル環境が厳しい様な部品にはディンプル+ラッピングが効果抜群です

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