効用と処理方法一覧
各表面処理方法について
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金属製品の表面に微粒子を圧縮性の気体に混合して高速衝突させることで表面が改質する技術
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金属製品の表面に二硫化モリブデンを高速衝突させてコーティング層を形成する技術
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WPC処理®を施した後に、炭素硬質膜をコーティングさせる技術
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WPC処理®を施した後に、炭素硬質膜をコーティングさせる技術
DLCコーティングよりも高硬度の被膜を形成
材料別最適な表面処理早見表
不二WPCでおこなう表面処理サービスの内、材表別に最適な表面処理サービスをご案内致します。
どの表面処理が最適なのか迷っている場合は、こちらをご参考ください。
ステンレス鋼・チタン(*その他材質は随時アップを予定しています)
改質内容 | 条件 | 処理名 |
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カジリ付きを軽減 | 窒化+DLC | |
WPC+DLC | ||
耐摩耗性を向上 | 潤滑あり | WPC |
潤滑なし | WPC+DLC | |
離型性を向上 | WPC | |
しゅう動性を向上 | 潤滑あり | WPC |
潤滑なし | WPC+DLC | |
表面硬度を向上 | 窒化+DLC | |
WPC+DLC | ||
密着性を向上 (コーティング) |
WPC | |
疲労強度を向上 | WPC |
サンプルテストについて
WPC処理®、DLCコーティング、短パルスレーザー加工などの導入、検討にあたり、お客様の対象サンプルで効果の確認をしてみては如何でしょうか?
対象サンプル持ち込み/お打合せ→各種加工→観察/測定でより具体的に貴社ニーズと当社技術のマッチングを検証する事が可能です。
各種加工及び観察/測定機器を取りそろえてお客様をお待ちしております。
例えば・・・
・金属の滑りを改善したい
・金型の離型性を良くしたい
・潤滑油を使わず滑らせたい
・加工前後の表面状態を確認したい
などをテストすることが可能です。ご検討ください。
*DLCコーティングについては当日対応不可となります。
放電加工部品のWPC処理®効用事例
ワイヤ放電加工後の金型表面は、加工時の放電作用により溶融された加工変質層(溶融再凝固層)が形成されます。この変質層は、常に引張応力が存在し、金型使用時における寿命低下や表面安定性に多大な影響を及ぼします。
当社のコア技術であるWPC処理®でこの変質層を除去、引張り応力を圧縮残留応力へ変化させ、金型やパンチの高寿命化や表面安定性向上させる事が可能です。ショットによる除去なので、通常行われている手磨きでは不可能な、入り組んだ形状にも幅広く対応可能です。
また、この加工技術は放電加工品全般に適応が可能、 形彫り放電加工された製品にも適応可能です。
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ワイヤカットパンチ/未処理 -
ワイヤカットパンチ/WPC処理®後
WPC処理®前後の硬度変化比較
WPC処理®前後の表面状態比較
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未処理x100 Ra2.996 -
WPC処理®後x100 Ra1.464