ロータリーエンジン部品への施工例

2017年10月16日

今日はロータリーエンジン部品への施工例をご紹介します(^O^)/

この所、部品の値上げが続いたハウジング類。
OH時にまだ使えそうだけど、少し摩耗が進んでしまった、そんなサイド、インターミディエイトハウジングが使えないかな?というお客様…
良い処理がありますよ〜!

サイド、インタミは鋳鉄製でガス軟窒化されています。
このガス軟窒化で生成される約10以下の化合物層(白い層になっている所)が耐摩耗や摩擦低減に役立っています。

ですが、走行によって、ローターとハウジングが擦れ、この化合物層が摩耗し、段付き摩耗によるコンプレッションダウン、摩擦抵抗が増える原因になってきます。

そこで、使えそうなサイド、インタミハウジング類はWPC処理+リン酸マンガン処理+ハイパーモリショットを行いましょう(^。^)
※ロータリーハウジングは該当しません。

まずWPC処理で、面を整え、リン酸マンガン処理をします。最後に潤滑性をよくするために、ハイパーモリショットを行えば、バッチリ。

「リン酸マンガン処理で、リン酸皮膜が約5μも付いて、耐食性も向上します‼︎
※耐食性大事ですよねー。ロータリーエンジンはLLCとの戦いでもありますしね。特にウォータージャケットの錆からエンジンブロー…なんて話もありますしね。

ただ、リン酸マンガン処理だけをしてもリン酸皮膜の密着性や潤滑性は良くなりません。(1枚目の写真が中古のハウジングにWPC処理+リン酸マンガン処理+ハイパーモリショット。2枚目が中古ハウジングにリン酸マンガンのみ)

WPC処理との組み合わせによって、優れたパフォーマンスが発揮されます!!!。

実はこの処理の組み合わせは他の部品にも有効です。

それはまた次回にご紹介します…。
http://www.fujiwpc.co.jp/
長文失礼しましたf^_^;) 

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